2010年12月29日水曜日

REGZA Phone T-01C を購入

今回購入した端末は Android OS 搭載の T-01C となります。

スマートフォンでありながら、ワンセグとおサイフケータイ、赤外線通信など普通の携帯電話寄りの機能を搭載しています。当然、SPモードメールで docomo.ne.jp のメールアドレスが使えるので普通の携帯電話からの移行もスムーズに行えそうですね。

ホーム画面は、T-01B の時と同じ NX! UI を備えています。Windows Mobile 用とは当然異なるところがありますが、大体同じような感覚で使えるかと思いました。

Windows Mobile 6.5 とは違い、Twitter などの公式アプリがたくさん揃っているので普段パソコンで使っている機能もすぐに T-01C で使い始めることが出来ました。特に、Android OS だけに、ログインするだけで電話帳などが自動的に同期されるなど Google が提供している機能は標準ですぐに利用可能となっていました。

欠点としては Android OS 全体に言えることかもしれませんが、ピンチによるWebページ拡大縮小など若干動きがカクカクすることがありました。それでも、ほとんどが実用的な範囲内に納まっているので不満を感じることは少ないと思います。

Windows Phone には無い利点がたくさんあり便利で使いやすいのですが、逆に Windows Phone にしかない利点もあるのでしばらくは T-01B と T-01C を併用していこうかと考えています。

2010年10月1日金曜日

マイクロソフト、「Windows Live Essentials 2011」をリリース

Microsoft の Windows Live Essentials 2011 が正式版になりました。Windows 7 にはメールソフトなどが付属していないので、Micorosoft の純正アプリケーションを使いたい場合はこれをダウンロードする必要があります。

http://explore.live.com/windows-live-essentials

マイクロソフト、「Windows Live Essentials 2011」をリリース - ソフトウェア - ZDNet Japan

2010年9月16日木曜日

Microsoft が Internet Explorer 9 beta を公開

本日ついに IE9 のベータ版が公開されました。

特徴は、シンプルなインターフェース(UI)と高速なレンダリング、そして各種標準規格への対応です。

同時に Platform Preview 5 も公開されています

http://www.beautyoftheweb.com/?fbid=NV92NTE6LNC

http://ie.microsoft.com/testdrive/

ベータ版のためか、かなり UI は適当に作られています。お気に入りは普通右側に出ますが、常に表示に切り替えると左側に移動します。

コマンドバーも表示できますが、こちらは IE8 と同じものをそのまま表示します。

タブをドラッグすれば Chrome のように切り離したり、ひとつのウィンドウにまとめたりできます。

慣れないとかなり使いにくくなっています。

2010年9月1日水曜日

dynapocket T-01B で SPモードを契約

SPモードを契約してみました。

Outlook を使って普通に送受信することができます。mopera U メールと同じ感覚で操作することができます。もちろん、自動受信に対応しています。

mopera U メールを同時に設定している場合は、SPモードメールも mopera U メールも自動受信が可能になっています。つまり、自分でメールの問い合わせをしなくても端末が勝手に受信してくれます。

接続するISPはSPモードにしなければSPモードメールが受信できません。Wi-Fi でも受信することはできません。

今現在はISPセット割のおかげで mopera U の使用料’(525円)だけで mopera U とSPモードが使用できます。

2010年8月5日木曜日

Internet Explorer 9 platform preview 4 が公開

IE9 の platform preview 4 が公開されました。

パフォーマンスが向上、Acid 3 テストの点数が88点から95点に向上しています。

これが最後の Platform Preview になり、9月にはベータ版が公開される予定です。

2010年6月25日金曜日

Windows Live Essentials (旧名: おすすめパック) Beta

Windows Live Wave 4 のベータ版のダウンロードは http://explore.live.com/windows-live-essentials-beta からどうぞ。

対応OSは Windows 7 / Vista となっています。搭載されるアプリケーションは以下のようになります。

  • Messenger
  • フォトギャラリー
  • ムービーメーカー
  • メール
  • Writer
  • ファミリー セーフティ
  • bing バー
  • Messenger コンパニオン
  • Sync

2010年6月24日木曜日

Internet Explorer 9 platform preview 3 が公開

IE9 の platform preview 3 が公開されました。

HTML5 の video タグをサポート

YouTube の HTML5 動画プレーヤーで video タグに対応していることを確認することができます。http://www.youtube.com/html5

当然、GPU によるハードウェアアクセラレーションに対応しています。

HTML5 の canvas タグをサポート

IE9 では HTML5 canvas がサポートされています。canvas 描画も他のグラフィック描画と同じように GPU によるハードウェアアクセラレーションに対応しているようです。Internet Explorer 9 Test Drive には多数のサンプルがあるので試してみることをおすすめします。

Acid 3 テスト 83/100

Platform Preview 3 では Acid3 テストの結果が前回から15ポイント上昇の83点となりました。

IE9PP3

Web Open Font Format (WOFF) をサポート

WOFF にも対応しています。WOFF のレンダリングに関しても DirectWrite を用いたスムーズな表示を実現しています。

Javascript パフォーマンス向上と ECMAScript 5 対応

IE9 の Javascript エンジン『chakra』も改善が加えられており、さらなるパフォーマンスの向上を実現しています。

さらに ECMAScript 5 の一部の機能もサポートを開始しているようです。

http://ie.microsoft.com/testdrive/

2010年6月19日土曜日

T-01B の「NX!UI」

T-01B には Windows Mobile 標準の Today 画面とは別のホーム画面が設定されています。OS が Windows Mobile 6.5.3 ということで静電容量式タッチパネルに最適化されており、指での操作がしやすくなっています。

 CAE06GTGCAGI2YV5

エクスぺリアのようにホーム画面を左右にスライドさせて画面を切り替えることができるようになっています。当然、時計やカレンダー、ショートカットアイコンなどは自由に配置可能で追加削除も可能です。iPhone のようにアプリケーションのアイコンを並べることもできます。

CA56ZS8I

画面下メニュー一覧のいちばん左のボタンを押すと上の画像のように起動中のタスク一覧が表示されます。アプリケーションの切り替えも簡単にでき、1タッチで終了もできるので今までの Windows Mobile のタスク管理のし難さから解放されます。

とにかく、使い勝手に関しては今までの Windows Mobile のめんどくささが無くなっていて、Windows Mobile の長所であるマルチタスクや拡張性が活かされています。

2010年6月18日金曜日

ドコモスマートフォン dynapocket T-01B

T-01B を購入しました。

結論ですがかなり完成度が高いです。Windows Mobile が 6.5.3 になって OS 自体がかなり改善されているということに加え、東芝独自の NX!UI(SPB Mobile Shell) がさらに使い勝手を良くしています。機能はスマートフォンらしく、UI デザインは日本の携帯的です。

静電式タッチパネルは iPhone ほど反応がよくありませんが慣れれば使えるようになると思います。

今までの Windows ケータイのワケのわからなさが無くとても使いやすくなっています。これなら Android や iPhone とも張り合えるだけの能力があると思います。

残念な部分といえば、IEのバージョンが6ということくらいでしょうか。

2010年6月16日水曜日

ニンテンドー3DS 発表

「E3」で任天堂からDSシリーズの後継機として3DSが発表されました。

スライドパッド(360度のアナログ入力可能) が付いていること、裸眼で3D映像が楽しめること、同時に複数のゲームのすれ違い通信ができることなど色々な特徴がありますが、中でもグラフィックの向上はやはり最も注目を集めるところだと思います。

3DS 向け新作タイトルの中に「METALGIA SOLID」がありましたが、グラフィックを見る限りでは Wii と同等のグラフィック処理能力がある可能性があります。

http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2010/

2010年6月15日火曜日

docomo スマートフォン dynapocket T-01B は 6月18日発売

ドコモの Windows Mobile スマートフォン T-01B が6月18日に発売されます。ドコモショップではすでに在庫を保管しています。

ドコモショップの話では価格は機種変更だと4万円台になるようです。

2010年6月9日水曜日

Office Web Apps、Word と OneNote も公開

しばらく公開待ち状態だった Word Web App と OneNote Web App も公開されています。

「Internet Explorer 7」以上(Windows)、「Safari 4」以上(Mac)、「Firefox 3.5」以上(Windows、Mac、Linux)に対応しています。

今後、Windows Live のアップデートが続きます。

2010年6月2日水曜日

IE9 の HTML5 対応 canvas 実装を期待できるかもしれない

詳しくは @ITの記事 をどうぞ。

最近になってWeb 標準対応に本気を出したように見える Microsoft の Internet Explorer 開発チーム。Web 標準の一部に関しては IE8 でもいくつか実装されている事は以前にも書いた通りなのですが、IE9 では HTML5 対応を強く進めていくことになっています。

IE 開発チームがずっと前から最新の Web 標準に対応したい、という考えをもっていたということは IE や Microsoft に関心をもっている人は知っていたと思います。それが『Web 標準対応を強化する』という Microsoft の明確な方針が出てきたことで急激に Web 標準の実装が行われ始めているのです。

根拠はありませんが私も IE9 で Canvas が実装されるのではないかと思っています。Microsoft はやると決めたら徹底的にやる企業です。Web 標準は IE9 で対応して終わるものではなく、Windows や Silverlight にも取り込んで活かすことができます。それがいずれ Microsoft の戦略である『3 Screens and a Cloud』として形に表れてくるのだと思います。

2010年5月29日土曜日

Expression Web 3 は FTPS に対応しています

先日、忍者ツールズから『“コンピューターウィルス感染対策”についてのお知らせとお願い』というメールが届いていました。

今後 FTP による Web ページのアップロード(パブリッシュ)ができなくなり、代わりに FTPS を使ったアップロードに対応するということです。そして、FTPS によるアップロードに対応したツールが Microsoft Expression Web 3 です。

「忍者ホームページ」を利用している方は Expression Web を体験してみてください。ブラウザごとに表示の違いを比較できる SuperPreview などの便利な機能も搭載されています。

Expression Web 3.0 アップグレード (Expression 4 無償アップグレード 対象製品)

アップグレード版の対象製品は以下になります。

  • すべての Microsoft® Expression 製品
  • すべての Adobe Creative Suite 製品
  • すべての Microsoft Office 製品
  • すべての IBM ホームページ・ビルダー製品
  • 2010年5月13日木曜日

    Microsoft Office Web Apps の提供は6月15日から

    Web 版 Microsoft Office 『Office Web Apps』の一般向け提供は『Office 2010』発売と同時の6月15日になります。

    Web 版で利用可能なアプリケーションは

    • Excel
    • Word
    • PowerPoint
    • OneNote

    となっています。『Excel』と『PowerPoint』に関してはすでにテクニカルプレビュープログラムが公開されています。

    Office Web Apps はWindows Internet Explorer, Firefox, Safari での利用がサポートされています。

    Microsoft Office Mobile 2010

    Windows Marketplace for Mobile で Office Mobile 2010 が公開されています。Windows Mobile 6.5 搭載の Windows ケータイでは前バージョンの Office から 無料でアップグレードが可能です。

    • Word Mobile 2010
    • Excel Mobile 2010
    • PowerPoint Mobile 2010
    • SharePoint Workspace Mobile 2010
    • OneNote Mobile 2010

    が搭載されています。

    Micorosoft Office Mobile 2010

    2010年5月10日月曜日

    bing の日替わり写真のスクリーンセーバー

    Microsoft は bing のトップページに日替わりで搭載している写真をスクリーンセーバーにして公開しています。このスクリーンセーバーは Windows 7, Windows Vista, Windows XP SP2~ に対応しています。

    http://www.discoverbing.co.uk/download-centre/screensaver/

    名称未設定-2

    2010年5月6日木曜日

    IE9 Platform Preview 2 - Build 1.9.7.7.66.6000 が 100万ダウンロード

    Softpedia から引用ですが Internet Explorer 9 プレビュー版が 100万ダウンロードを達成しました。ちょうど1カ月前、4月前半には70万回ダウンロードされていました。

    IE9 に対する注目度の高さがうかがえます。

    IE9 at over 1 Million Downloads and Counting, Download Platform Preview 2 - Build 1.9.7.7.66.6000 - Softpedia

    IE9 Platform Preview 2 が対応した getElementsByClassName

    getElementsByClassName に対応している Web ブラウザでは下のボタンを押すとアラートが出ます。

    IE9 では クラス名からオブジェクトを取得することができるようになりました。タグ名と同じように複数存在することがあるので、取得した情報は配列として処理することになります。

    var class = document.getElementsByClassName(“class”);
    class[0].style.color = “red”;

    Internet Explorer 9 Platform Preview 2 が公開

    Microsoft が『Internet Explorer 9 Platform Preview 2』を公開しました。

    まず、Acid 3 テストは 68点に上昇しています。Javascript パフォーマンスもさらに向上しています。

    Javascript (DOM) では getElementsByClassName に対応しています。

    詳しい内容はデモサイトで確認してみてください。

    http://ie.microsoft.com/testdrive/

    なお、次回のアップデートで公開される Platform Preview 3 では HTML5 の Video タグがサポートされる予定です。H.264 コーデックのみをサポートし、Ogg Theoraには非対応となるようです。

    関連する内容

    Internet Explorer 9 platform preview 3 が公開

    2010年4月22日木曜日

    Office IME 2010 は既存の Office ユーザーに単体で提供

    Office 2010 公開の 6月17日に Office IME 2010 が既存の Office ユーザーに無料で配布されます。

    Office IME 2010 は変換精度が優れており、単語は『辞書更新サービス』によって自動で最新のものに更新されるようになっています。

    Windows Live Wave 4 の概要

    Windows Live Wave 4 は Windows XP をサポートしない予定です。その理由として、 Windows Vista / 7 に導入された新しいグラフィック機能やその他の機能を利用するためです。

    Windows Live Wave 4 には『Live Photo Gallery』, 『Live Movie Maker』, 『Live Messenger』, 『Live Essentials』等があり、Windows Live Essentials プログラムには『Live Mesh』と『Live Sync』が含まれています。

    Web サービス、Web アプリケーションのアップデートには『Hotmail』と Web 版の Word, Excel, PowerPoint, OneNote を含んだ『Office Web Apps』などがあります。Excel, PowerPoint はすでにベータ版が『SkyDrive』で公開されています。

    2010年4月13日火曜日

    Visual Studio 2010 日本語版は4月20日リリース Silverlight は 4 へ

    Visual Studio 2010

    Visual Studio 2010 のポイントは

    • Windows 7 向け新機能(マルチタッチやリボンUIなど)を利用するアプリケーション開発
    • クラウドOS Windows Azure 向けアプリケーション開発
    • Windows Phone 7 向けアプリケーション開発
    • Silverlight アプリケーション開発
    • 上記をローカル、クラウドの違いを意識することなく開発が可能

    となります。

    エディションは Ultimate/Premium/Professional の3つとなります。無償版の「Visual Studio 2010 Express」は4月27日に提供開始とります。

    Silverlight 4

    Silverlight

    Silverlight 4 は Flash と競合すると考えられていますが、機能的には Flash を超えています。描画は基本的に Flash より高速ですし、高機能です。

    主な新機能

    • Google Chrome サポート
    • 印刷対応
    • デスクトップファイルの ドラッグ&ドロップ
    • Clipboard 対応
    • Webcam サポート
    • ブラウザ以外での動作を強化
      • ローカルファイルへのアクセス
      • クロスドメイン HTTP リクエスト
      • COM サポート

    最新の Web 標準をサポートした Internet Explorer 9 と、革新的機能を搭載した Silverlight 4 の強力な連携に期待が高まります。

    2010年4月8日木曜日

    IE9 Platform Preview 1.9.7.7.45.6019 のダウンロードは 700,000回以上、次のプレビュー版は5月中旬

    Windows Internet Explorer のプラットフォームプレビューはすでに70万ダウンロードを超えています。

    IE のゼネラルマネージャー、ディーン・ハチャモビッチ氏によると IE9 のダウンロード数は米国、ブラジル、インド、英国、ドイツが上位を占めているそうです。

    次の IE9 Platform Preview はビルド 1.9.7.7.45.6019 リリースから8週間以内で2010年の5月中旬に予定されています。

    2010年4月2日金曜日

    デジタルフォトフレーム

    Toffy DP02 デジタルフォトフレームの軽いレビューです。価格は1万円ほど。デジタルフォトフレームはデジタルカメラや携帯電話で撮影した写真をスライドショーで再生することができるものです。

    対応するメモリ

    • USB フラッシュメモリ
    • SD カード
    • マルチメディアカード
    • メモリースティック

    カラー

    • チェリーピンク
    • ライムグリーン
    • シュガーホワイト
    • ショコラブラウン
    • ソーダブルー
    • ティーグリーン

    SD カードに保存した写真を表示

    PH_71

    USB、SD カード差し込み口

    PH_73

    用途

    思い出の写真を表示するのはもちろん、自分で描いたイラスト、またはネットから拾ってきた画像等を再生して楽しむのもありでしょう。

    2010年3月25日木曜日

    IE9 は Windows XP 非対応、IE のシェアが低下する ・・・そしてそこまでする理由、MSの戦略とは

    Internet Explorer 9 が Windows XP で利用できないことはすでに Microsoft から発表されていますが、それによってどういう影響があるのかを考えてみたいと思います。

    まず、Windows XP に非対応ということで当然 XP では IE9 を使うことができません。だからおそらく予想通り IE 全体のシェアは低下するでしょう。しかし、では一体何のために Microsoft は Vista 以降の OS でしか使えないハードウェアアクセラレーションを使ってまで  IE を高速化したのか。それにはおそらく最近の Web ブラウザ高速化競争が影響しているのではないかと考えることができます。

    IE9 が Direct2D, DirectWrite を使って グラフィックの描画を高速化したことで、IE9 と他の Web ブラウザの間には圧倒的な速度差が生まれます。当然、他の Web ブラウザ開発陣営は黙って見ているはずがありません。自社の Web ブラウザでも同じ方法を使い IE9 と同等、あるいはそれ以上にパフォーマンスを向上させてくるでしょう。まさしく、それこそが Microsoft の狙いなのではないでしょうか。IE の開発状況をこれだけ詳しく公開するのもライバルたちに GPU レンダリング対応を促すためだと考えれば納得がいきます。

    Windows XP には DirectX11 (Direct2D, DirectWrite) は提供されません。XP には OS レベルで GPU の描画支援を受けられる機能が実装されていません。つまり他の Web ブラウザも DirectX を使って高速化しようと思うのなら Vista 以降の Windows に対応しなければならないのです。独自機能や他の方法(OpenGL など)によって XP に GPU 描画機能を実装することは可能でしょうが開発コストや時間がかかるでしょうから IE との速度差はどんどん大きくなっていくかもしれません。それにXP世代の一般に普及しているタイプのPCはOS自体があまりグラフィック性能を必要としなかったということもあり、GPU対応にしたところで大したパフォーマンスが出ないこともあり得ます。GPU 対応を諦めるならそれはそれで IE の一人勝ちになりますし、対応するならするで XP を搭載している多くのマシンのグラフィック性能が低いことを考えれば XP を切り捨てなければならなくなります。

    Web ブラウザの高速化競争はこれからも続いていくと思います。それに伴って GPU の性能も重要になってきます。HTML5 が普及し出し、より高画質な動画やアニメーションが増えていけば古い PC を使っている人は買い替えを迫られるかもしれません。すると Windows のバージョン別シェアはどのようになるでしょうか?

    Web ブラウザの高速化競争は意外なところで Microsoft に味方をするかもしれませんね。

    以上を簡単にまとめると

    • IE9 が普及するならそれでよし
    • IE9 が普及しなかったとしても Firefox などのライバルも GPU 対応になる可能性が高く、XP 時代の古いマシンでは実行できないためユーザーは PC の買い替えを迫られることになる。よって Windows 7 搭載 PC が普及することになる(可能性がある)
    • ライバルが Direct2D, DirectWrite を採用すれば DirectX の技術的勝利となる

    ちなみに Direct2D や DirectWrite は GPU が DirectX10 に対応していないとハードウェアアクセラレーションが有効になりません。DirectX9 世代の GPU ではソフトウェアエミュレーションになってしまい、パフォーマンスが大きく低下してしまいます。

    2010年3月21日日曜日

    IE9 の Javascript MIME タイプの対応

    IE9 では Javascript のMIMEタイプのサポート状況も変わりました。

    上のボタンをクリックして、アラートが出たらそのMIMEタイプに対応しているということになります。IE9はというと、上記のすべてに対応しています。IE8までは text/javascript, text/ecmascript までの対応でした。

    2010年3月20日土曜日

    IE9 は CSS3 の opacity プロパティに対応

    IE9 は opacity プロパティに対応しているので、以下にサンプルを載せておきます。

    ソース

    filter: alpha(opacity=50);
    opacity:0.5;

    参考までに上は IE8 でも対応していた filter を使った半透明化の方法、下が CSS3 opacity による半透明化の方法です。

    サンプル

    filterによる透明化

    SDIE2008-s

    CSS3 を使った透明化

    SDIE2008-s

    opacity に対応している Web ブラウザでは半透明になって表示されます。そして下の画像が IE9 で表示したものになります。

    IE9opacity

    ちなみに、フォントがメイリオ等 ClearType が有効になるフォントの場合 IE8 まではアンチエイリアスが無効になりギザギザした表示になっていました。しかし IE9 からは Direct2D の高品質な表示によりアンチエイリアスが有効なまま透明化することができるようになっています。

    2010年3月17日水曜日

    IE9 プレビュー版公開 Web 標準準拠、Javascriptを大幅高速化

    IE9 プレビューはまるでハイスペックマシンでWebkitによるレンダリングをしているかのような軽快さでした。

    まず、IE9 の注目すべきポイントは以下の4つです。

    • HTML5, CSS3, SVG など最新の Web 標準への対応
    • マルチコア CPU によるJavascript コンパイル
    • GPU を使用した高速なグラフィックレンダリング
    • IE9 Platform Preview のダウンロード開始

    HTML5 など最新の Web 標準へ対応

    いつIEは最新のWeb標準に対応するのかと待ちわびていた人たちも多いと思います。IE9ではそれが現実となるようです。Microsoft が発表したデータでは SVG 1.1 2nd edition のテスト項目をすべてパスしています。CSS3 DOM 関連に関しても同様です。Web 開発者はこれから本格的に次世代HTMLによるコーディングに取り掛かることができることになります。

    DOM や CSS3 に関してはブラウザ間の非互換性をなくすため100を超えるテストケースを用意し W3C に提供したと発表しました。これは IE8 の時も同様に CSS2.1 のテストケースを W3C に提供していました。

    Acid 3 テストは 前回の30点代から55点にアップしています。今後のアップデートではデベロッパーがよく使うマークアップを重視し、さらに点数が上がっていくだろうと述べています。

    Acid3ScreenCapture

    マルチコア CPU による Javascript コンパイル

    Javascript エンジンにもかなりの改良が施され、以前 Microsoft が言及していた「競合他社のように Javascript エンジンに分かりやすい名称が与えたほうがよい」という言葉通りにその名を「Chakra(チャクラ)」と呼んでいます。インタプリタではなくコンパイル方式になっているようで、これによりスクリプトの実行速度が何十倍にも跳ね上がります。

    Javascript のコンパイルをバックグラウンドでマルチコアCPUで行うためここまで高速化したということです。スコアは Firefox を超えて、Safari, Chrome に次ぐ速度となっています。

    SunSpiderResults

    GPU を使用した高速なグラフィックレンダリング

    ネイティブで SVG 対応、ビデオ再生に対応となると現状のままでは CPU 負荷がかかり動作が重くなってしまうという欠点がありました。そこでハードウェアによるレンダリングを行うことにより動作を圧倒的に速くするということが可能になったのです。

    IE9 とその他 Web ブラウザのアニメーションの滑らかさの差は圧倒的で Chrome すらも足元の及ばない状況です。

    IE9 Platform Preview のダウンロード開始

    Microsoft では IE の開発状況を知ってもらうために8週間ごとにアップデートを行います。現状ではあくまでも開発版であるために普通のWebブラウザと同じように使うのは難しいですが、ベータ版リリースまでの間にどんな機能強化が行われていくのか確かめるのに役立ちます。

    IE8 で気になったレンダリング時のチラつきが改善されている

    たとえば、DOMを使用して幅、縦100%で半透明のdivボックスをonclickイベントに合わせて表示したとします。IE7以外、つまりIE6とIE8では半透明のボックスが出るまでに一瞬のチラつきが必ず出ますが、IE9ではチラつきはなく一瞬で半透明のボックスが表示されるようになっています。

    標準準拠とは別の、人に与える印象の面でも品質が改善されてきているというのはとても良いことだと思います。

    IE9 その他対応済みリスト

    • application/xhtml+xml MIMEタイプに対応
    • application/javascript MIMEタイプに対応
    • application/ecmascript MIMEタイプに対応
    • CSS3 opacity プロパティに対応

    不具合

    開発中の Web ブラウザであるため不具合は当然ありますが、確認したものをまとめます。

    • 多くの Web ページで文字化けする(IE7モードにすると正しく表示される場合がある)。
    • Silverlight や VML のアニメーションは IE8 より遅い場合がある

    2010年3月16日火曜日

    Windows Phone 7 に搭載される Web ブラウザは IE7 ベース

    Windows Phone 7 に搭載される予定のWebブラウザは IE7 をベースに IE8 の機能をいくつか追加したものになるようです。

    デスクトップ向けの最新WebブラウザであるIE8ベースではないというのが残念ですが、IE6よりは圧倒的に改善されたWebブラウザであるためIE6ベースの Windows Mobile 6.5 よりはWeb環境が改善されます。

    以下は Windows Phone 7 関連の情報です。

    • Windows Phone 7 向けのアプリケーションダウンロード販売には Windows Phone Marketplaceが提供される
    • アプリケーションのインストールは Marketplace からのみ
    • Windows Phone 7 は外部メモリーカードをサポートしない
    • Windows Phone 7 向け開発者ツールの提供を開始

    Windows Phone 7 の最低ハードウェアスペック

    • スタート、検索、戻るボタン
    • 4以上のタッチに対応した静電容量式タッチスクリーン
    • 256MB RAMと8GBのストレージ
    • 解像度 800×480 と 480×320
    • GPS、加速度計、コンパス、光センサー、近接センサー
    • 5MPカメラ
    • Codec acceleration
    • DirectX 9 accelerated GPU
    • ARMv7 Cortex/Scorpion CPU

    追記

    2011年2月14日、Mobile World Congress 2011内で Windows Phone 7 のアップデートで IE9 Mobile を提供するという発表がありました。

    PC版と同じくGPUを使ってグラフィック描画を行い、高いパフォーマンスを発揮しています。

    2010年2月10日水曜日

    IE6 のサポートが終了するといちばん困るのは Windows Mobile ユーザー

    困ったことに Windows Phone で採用されている Internet Explorer Mobile のベースは Windows 版の IE6 です。なぜ Microsoft は IE6 を Windows Mobile に移植したのか疑問です。Windows Mobile 7 では IE8 をベースにした最新の Web ブラウザを提供してくれるのでしょうか?

    この現状で Google などが IE6 のサポートをやめてしまえば Windows Phone はインターネット端末としてはとても使いにくいものになってしまうでしょう。

    Firefox Mobile あるいは Chrome Mobile などが Windows Mobile に提供されるなら Windows Phone も快適なインターネットが可能になると思いますが、できれば標準で搭載されている Internet Explorer Mobile にも頑張ってもらいたいものです。

    2010年1月30日土曜日

    ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルべアラー

    FFCCTCB をプレイした感想です。

    結論から言えば、とてもおもしろいゲームです。スクウェア・エニックスのゲームが好きな人はもちろん、RPGやアクションが好きな人にもお勧めできるゲームです。

    ストーリーをクリアするのは十数時間程度

    寄り道をほとんどせずにとにかくストーリーを進めれば20時間かかることはないと思います。もちろんストーリーは奥が深く、4種族(すなわち、リルティ、クラヴァット、セルキー、そしてユーク)の違いもよく表現できています。特に、ユークに関してはその鎧のような体の謎が明かされています。CGはスクウェア・エニックスらしく綺麗です。

    主人公レイルは「プレイ、ヒーロー。」のキャッチコピーどおりの活躍

    種族柄、貧乏で弱いイメージのあるクラヴァットですが、レイルはヒーローらしくなんでも強引に解決していく主人公です。クリスタルべアラーの能力のおかげでモンスターや町人、モーグリやチョコボまで本当に何でも持ち上げて投げることができてしまいます。

    各FFCCシリーズをプレイしたことがあると分かる小ネタがいくつか隠されている

    「あれ?このキャラって・・・?」「ん?この音楽・・・」という発見がどこかであるかもしれません。FFCCシリーズが好きな人はプレイをおススメします。

    2010年1月14日木曜日

    NTT docomo PRO series T-01A で iモード、iモード.net を契約

    T-01A で iモードを契約してみました。T-01AのFOMAカード(UIM)に対しての契約です。既に知られていることですが、iモード契約で気をつけるべき点がいくつかありました。

    1. iモードメールの設定にはiモード端末が必要
    2. iモードメールは「iモード.net モバイルモード」から確認
    3. メール以外のiモードサービスは基本的に T-01A では使用できない
    4. iモード.net モバイルアプリを使う場合は T-01A とは別にもう一台 iモード契約をした端末が必要(2回線契約が必要) 重要

    iモード.net モバイルアプリを使うときに限り2回線契約が必要でした。つまり専用のメールソフトを使ってプッシュ機能も利用したいという時には結局iモード端末を T-01A とは別に持つことになります。

    T-01A の FOMAカードにiモード契約をした場合、現時点では Internet Explorer Mobile から iモード.net モバイルモードでアクセスするしかないようです。とても残念な仕様です。

    mopera U メールが重い

    iモード契約をしたのは mopera U メールが重いためです。mopera U メールはプッシュに対応しています。メールがサーバーに届くとSMSにより信号が送られ、メーラーの Outlook Mobile が受信を実行するのですが「変更箇所を探しています」というメッセージが出てから受信完了まで3分以上もかかることがあります。これが原因でバッテリーの消費量が跳ね上がります。たまに受信が完了せずに先に通信が切れてしまうこともあります。

    Yahoo!メール、Gmail は軽い

    T-01A は高速な CPU を搭載しており、スペック不足でメール受信が遅いということはありえないと考えています。その証明としてYahoo!メールと Gmail はともに送受信は一瞬で終わります。

    mopera U メールはなぜ遅いのでしょうか。サーバーの処理能力が問題なのでしょうか。それを回避するために契約したiモードメールの仕様はこの有様です。

    mopera U、iモードメール共になるべく早い改善が必要だと思います。

    追記

    mopera U メールの受信が遅い理由は OS の一部のファイルが破損していることにありました。mopera U メールだけ特別な処理を行っているのか、それともすべてのメールが mopera U メールと同じく処理されているのかは分かりませんが、デバイスを一度マスタークリアすると改善されるようです。

    IE は「重い」、「落ちやすい」と思っている人にチェックしてもらいたいこと

    1. 不要なアドオンが勝手にインストールされていないか。
    2. セキュリティソフトがIEの動作を邪魔していないか。
    3. PCのスペックが低すぎないか。
    4. あなたがIEを嫌っていないか。

    不要なアドオンがインストールされていないか

    まず、IE6 を使用している方は特に気をつけてもらいたいのですが勝手にアドオンがインストールされることがよくあります。Webページにアクセスした際にインストールされる場合や、アプリケーションをインストールした際におまけでインストールされる場合があります。IEはアドオンの管理が面倒なので分かりにくいのですが、IEのパフォーマンスに影響しているのは多くの場合アドオンです。

    IE7 や IE8 にアップグレードした場合でも不要なアドオンが生き残っている場合があります。さらに、それらのアドオンが IE の新バージョンに対応していない場合は特にパフォーマンスが悪化します。

    解決法

    一度、IEをアドオンなしで起動してパフォーマンスを確かめてみてください。パフォーマンスが改善されたならIEの「アドオンの管理」から不要なアドオンを無効にしていきましょう。

    インターネットオプション→詳細設定タブ→リセット で、IE のリセットも試してみてください。初期状態の IE の設定に戻るのでこれによってパフォーマンスが改善される場合もあります。

    他に思いついたらリストを追加していきます。

    あなたがIEを嫌っていないか

    もしあなたがIEのことが嫌いならきっとIEの動作が遅く感じられるでしょう。IE自体が嫌いだとひとつひとつの動作に苛立ち、ストレスを感じます。一度でも動作が遅かったり落ちたりするとあなたはそれを許すことができないのです。だからIEが少しでも読み込みが遅かったり、一度しか落ちていなくても、あなたは「IEは重い」「IEは落ちやすい」という厳しい評価を下してしまいます。

    解決法

    別のブラウザを使いましょう。