デスクトップ環境
まずはデスクトップ PC の環境です。かつての主な Web 閲覧環境ですが、現在でも軽視できないマーケットではあります。他には Google の Web サービスや Android との連携が便利なために好んでインストールし利用するユーザーも多いでしょう。
Microsoft アプリケーションを追って。
Internet Explorer 9 および 10 が Acid3 テストに合格しました。これには Windows Phone 7 版 Internet Explorer 9 も含まれます。前回のスコアは95点でした。
今回は Acid3 テストの使用が変更され、古い要素が取り除かれたことによるものだそうです。
現在主に利用されているウェブブラウザはほぼこのテストに合格したことになります。これで「Internet Explorer はWeb 標準対応が遅れている」という誤解のひとつが消えたことになります。ただし、この Acid3 でテストされている項目は特定の範囲のものであり、主に DOM や Javascript などをテストしています。ですからこれですべて Web 標準は OK ということではありません。
とはいえ、今後も Internet Explorer は Web 標準対応を強化していく予定なので安心して Web 標準に対応した Web サービスを取り入れていけるでしょう。
詳細は以下を参照してみてください。
ここでは、IE9 の不具合をリストアップしていきます。
日本マイクロソフトより3月14日発表
日本では3月11日に「東日本巨大地震」が発生した影響により、Internet Explorer 9 正式版の公開を延期としました。
本来であれば米国時間3月14日21時に公開されるはずであったIE9ですが、ネットワーク回線は現在震災に関する重要な通信インフラとなっているため、回線への負担を避ける目的で日本語版のみ公開延期となったとのことです。
日本語版以外については通常通り公開される予定です。
正確な情報については以下をご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3969
Internet Explorer 9 日本語版は4月26日に公開されました。
IE9 RC では IE9 β と比べていくつかの変更点があります。
探せばもっとたくさんの変更点があるでしょうが詳細はリリースノートを見ていただくとして、ここでは最もわかりやすい変更点のいくつかを紹介します。
ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからメニューバーにチェックを入れてください。
ベータのタブと比べて角が尖ったデザインになっています。
その他余計なスペースも減ってさらにブラウザ上部がコンパクトにまとめられています。
アドレスバー内部の虫眼鏡のアイコンをクリックすると検索モードに切り替わり『bing』のようなアルファベットの検索ワードを入れてもURLと認識することなく検索候補が反映されます。
その際にアドレスバーの検索語句の左には『?』が追加されています。
この『?』を手入力しても検索モードに切り替わります。
『? bing』(?_半角スペース_検索語句)と入力して検索します。
ちなみにこの『?』をつけて検索する機能は Mac 版 Internet Explorer 5 に搭載されていたものと同じです。
もちろん今まで通り直接アドレスバーをクリックして検索語句を入力することも可能です。
相変わらず、お気に入りセンターを常に表示させるとブラウザの左側に固定されます。
IE7、IE8 でお気に入りリンクへマウスオーバーした際に右側に出ていた『→』アイコンはRC版で復活しています。
同じく、各フィードの更新アイコンも表示されています。
RC版ではより新しいレンダリングエンジンをベースとしているようです。
その他、IE9 モードではうまく表示できなかったページ(特に Javascript 絡み)は改善され多くのページで問題なく表示できるようになっています。
ベータ版ではアドレスバーの横に配置されていたタブは下の段へ分離できるようになっています。
ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューから『別の行にタブを表示』にチェックを入れてください。
RC版の公開は2月10日ごろではないかと言われています。
RC版は2月10日(日本では2月11日)に公開されました。
IE9 Beta の UI シンプルですが、隠す必要のないものまで隠れています。そこで簡単にそれらのメニューを表示する方法を書いておきました。
戻るボタン、進むボタンの上で右クリックするか下方向にドラッグしてください。
右上のお気に入り(☆)アイコンをクリックし出てきたメニューの[お気に入りに追加...▼]をクリック。
キーボードショートカット Ctrl + Q を押す。
アドレスバー内左のアイコンをデスクトップまたはタスクバーにドロップ。
Webページ内右クリックから出てきたメニューの[ショートカットの作成(T)]をクリック。
キーボードの Alt キーを押す。
ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからコマンドバーにチェックを入れてください。
ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからステータスバーにチェックを入れてください。
キーボード F12 キーを押し、ブラウザーモード、ドキュメントモードを Internet Explorer 8(8) に変更してください。
それでもダメな場合はスタートメニューから Chrome、Safari もしくはその他のWebブラウザ をクリックし、IEで表示しているURIをコピーして起動したWebブラウザのアドレスバーに張り付けて移動してください。
それでもまだダメな場合はWebページの製作者もしくは管理者宛に不具合があることを伝えてあげてください。コメント欄がある場合はコメントで、他にはメール、Twitter などでも構いません。
本日ついに IE9 のベータ版が公開されました。
特徴は、シンプルなインターフェース(UI)と高速なレンダリング、そして各種標準規格への対応です。
同時に Platform Preview 5 も公開されています
http://www.beautyoftheweb.com/?fbid=NV92NTE6LNC
http://ie.microsoft.com/testdrive/
ベータ版のためか、かなり UI は適当に作られています。お気に入りは普通右側に出ますが、常に表示に切り替えると左側に移動します。
コマンドバーも表示できますが、こちらは IE8 と同じものをそのまま表示します。
タブをドラッグすれば Chrome のように切り離したり、ひとつのウィンドウにまとめたりできます。
慣れないとかなり使いにくくなっています。
IE9 の platform preview 4 が公開されました。
パフォーマンスが向上、Acid 3 テストの点数が88点から95点に向上しています。
これが最後の Platform Preview になり、9月にはベータ版が公開される予定です。
IE9 の platform preview 3 が公開されました。
YouTube の HTML5 動画プレーヤーで video タグに対応していることを確認することができます。http://www.youtube.com/html5
当然、GPU によるハードウェアアクセラレーションに対応しています。
IE9 では HTML5 canvas がサポートされています。canvas 描画も他のグラフィック描画と同じように GPU によるハードウェアアクセラレーションに対応しているようです。Internet Explorer 9 Test Drive には多数のサンプルがあるので試してみることをおすすめします。
Platform Preview 3 では Acid3 テストの結果が前回から15ポイント上昇の83点となりました。
WOFF にも対応しています。WOFF のレンダリングに関しても DirectWrite を用いたスムーズな表示を実現しています。
IE9 の Javascript エンジン『chakra』も改善が加えられており、さらなるパフォーマンスの向上を実現しています。
さらに ECMAScript 5 の一部の機能もサポートを開始しているようです。
詳しくは @ITの記事 をどうぞ。
最近になってWeb 標準対応に本気を出したように見える Microsoft の Internet Explorer 開発チーム。Web 標準の一部に関しては IE8 でもいくつか実装されている事は以前にも書いた通りなのですが、IE9 では HTML5 対応を強く進めていくことになっています。
IE 開発チームがずっと前から最新の Web 標準に対応したい、という考えをもっていたということは IE や Microsoft に関心をもっている人は知っていたと思います。それが『Web 標準対応を強化する』という Microsoft の明確な方針が出てきたことで急激に Web 標準の実装が行われ始めているのです。
根拠はありませんが私も IE9 で Canvas が実装されるのではないかと思っています。Microsoft はやると決めたら徹底的にやる企業です。Web 標準は IE9 で対応して終わるものではなく、Windows や Silverlight にも取り込んで活かすことができます。それがいずれ Microsoft の戦略である『3 Screens and a Cloud』として形に表れてくるのだと思います。
Softpedia から引用ですが Internet Explorer 9 プレビュー版が 100万ダウンロードを達成しました。ちょうど1カ月前、4月前半には70万回ダウンロードされていました。
IE9 に対する注目度の高さがうかがえます。
getElementsByClassName に対応している Web ブラウザでは下のボタンを押すとアラートが出ます。
IE9 では クラス名からオブジェクトを取得することができるようになりました。タグ名と同じように複数存在することがあるので、取得した情報は配列として処理することになります。
var class = document.getElementsByClassName(“class”);
class[0].style.color = “red”;
Microsoft が『Internet Explorer 9 Platform Preview 2』を公開しました。
まず、Acid 3 テストは 68点に上昇しています。Javascript パフォーマンスもさらに向上しています。
Javascript (DOM) では getElementsByClassName に対応しています。
詳しい内容はデモサイトで確認してみてください。
http://ie.microsoft.com/testdrive/
なお、次回のアップデートで公開される Platform Preview 3 では HTML5 の Video タグがサポートされる予定です。H.264 コーデックのみをサポートし、Ogg Theoraには非対応となるようです。
Windows Internet Explorer のプラットフォームプレビューはすでに70万ダウンロードを超えています。
IE のゼネラルマネージャー、ディーン・ハチャモビッチ氏によると IE9 のダウンロード数は米国、ブラジル、インド、英国、ドイツが上位を占めているそうです。
次の IE9 Platform Preview はビルド 1.9.7.7.45.6019 リリースから8週間以内で2010年の5月中旬に予定されています。
Internet Explorer 9 が Windows XP で利用できないことはすでに Microsoft から発表されていますが、それによってどういう影響があるのかを考えてみたいと思います。
まず、Windows XP に非対応ということで当然 XP では IE9 を使うことができません。だからおそらく予想通り IE 全体のシェアは低下するでしょう。しかし、では一体何のために Microsoft は Vista 以降の OS でしか使えないハードウェアアクセラレーションを使ってまで IE を高速化したのか。それにはおそらく最近の Web ブラウザ高速化競争が影響しているのではないかと考えることができます。
IE9 が Direct2D, DirectWrite を使って グラフィックの描画を高速化したことで、IE9 と他の Web ブラウザの間には圧倒的な速度差が生まれます。当然、他の Web ブラウザ開発陣営は黙って見ているはずがありません。自社の Web ブラウザでも同じ方法を使い IE9 と同等、あるいはそれ以上にパフォーマンスを向上させてくるでしょう。まさしく、それこそが Microsoft の狙いなのではないでしょうか。IE の開発状況をこれだけ詳しく公開するのもライバルたちに GPU レンダリング対応を促すためだと考えれば納得がいきます。
Windows XP には DirectX11 (Direct2D, DirectWrite) は提供されません。XP には OS レベルで GPU の描画支援を受けられる機能が実装されていません。つまり他の Web ブラウザも DirectX を使って高速化しようと思うのなら Vista 以降の Windows に対応しなければならないのです。独自機能や他の方法(OpenGL など)によって XP に GPU 描画機能を実装することは可能でしょうが開発コストや時間がかかるでしょうから IE との速度差はどんどん大きくなっていくかもしれません。それにXP世代の一般に普及しているタイプのPCはOS自体があまりグラフィック性能を必要としなかったということもあり、GPU対応にしたところで大したパフォーマンスが出ないこともあり得ます。GPU 対応を諦めるならそれはそれで IE の一人勝ちになりますし、対応するならするで XP を搭載している多くのマシンのグラフィック性能が低いことを考えれば XP を切り捨てなければならなくなります。
Web ブラウザの高速化競争はこれからも続いていくと思います。それに伴って GPU の性能も重要になってきます。HTML5 が普及し出し、より高画質な動画やアニメーションが増えていけば古い PC を使っている人は買い替えを迫られるかもしれません。すると Windows のバージョン別シェアはどのようになるでしょうか?
Web ブラウザの高速化競争は意外なところで Microsoft に味方をするかもしれませんね。
以上を簡単にまとめると
ちなみに Direct2D や DirectWrite は GPU が DirectX10 に対応していないとハードウェアアクセラレーションが有効になりません。DirectX9 世代の GPU ではソフトウェアエミュレーションになってしまい、パフォーマンスが大きく低下してしまいます。
IE9 では Javascript のMIMEタイプのサポート状況も変わりました。
上のボタンをクリックして、アラートが出たらそのMIMEタイプに対応しているということになります。IE9はというと、上記のすべてに対応しています。IE8までは text/javascript, text/ecmascript までの対応でした。
IE9 は opacity プロパティに対応しているので、以下にサンプルを載せておきます。
filter: alpha(opacity=50);
opacity:0.5;
参考までに上は IE8 でも対応していた filter を使った半透明化の方法、下が CSS3 opacity による半透明化の方法です。
filterによる透明化
CSS3 を使った透明化
opacity に対応している Web ブラウザでは半透明になって表示されます。そして下の画像が IE9 で表示したものになります。
ちなみに、フォントがメイリオ等 ClearType が有効になるフォントの場合 IE8 まではアンチエイリアスが無効になりギザギザした表示になっていました。しかし IE9 からは Direct2D の高品質な表示によりアンチエイリアスが有効なまま透明化することができるようになっています。
IE9 プレビューはまるでハイスペックマシンでWebkitによるレンダリングをしているかのような軽快さでした。
まず、IE9 の注目すべきポイントは以下の4つです。
いつIEは最新のWeb標準に対応するのかと待ちわびていた人たちも多いと思います。IE9ではそれが現実となるようです。Microsoft が発表したデータでは SVG 1.1 2nd edition のテスト項目をすべてパスしています。CSS3 DOM 関連に関しても同様です。Web 開発者はこれから本格的に次世代HTMLによるコーディングに取り掛かることができることになります。
DOM や CSS3 に関してはブラウザ間の非互換性をなくすため100を超えるテストケースを用意し W3C に提供したと発表しました。これは IE8 の時も同様に CSS2.1 のテストケースを W3C に提供していました。
Acid 3 テストは 前回の30点代から55点にアップしています。今後のアップデートではデベロッパーがよく使うマークアップを重視し、さらに点数が上がっていくだろうと述べています。
Javascript エンジンにもかなりの改良が施され、以前 Microsoft が言及していた「競合他社のように Javascript エンジンに分かりやすい名称が与えたほうがよい」という言葉通りにその名を「Chakra(チャクラ)」と呼んでいます。インタプリタではなくコンパイル方式になっているようで、これによりスクリプトの実行速度が何十倍にも跳ね上がります。
Javascript のコンパイルをバックグラウンドでマルチコアCPUで行うためここまで高速化したということです。スコアは Firefox を超えて、Safari, Chrome に次ぐ速度となっています。
ネイティブで SVG 対応、ビデオ再生に対応となると現状のままでは CPU 負荷がかかり動作が重くなってしまうという欠点がありました。そこでハードウェアによるレンダリングを行うことにより動作を圧倒的に速くするということが可能になったのです。
IE9 とその他 Web ブラウザのアニメーションの滑らかさの差は圧倒的で Chrome すらも足元の及ばない状況です。
Microsoft では IE の開発状況を知ってもらうために8週間ごとにアップデートを行います。現状ではあくまでも開発版であるために普通のWebブラウザと同じように使うのは難しいですが、ベータ版リリースまでの間にどんな機能強化が行われていくのか確かめるのに役立ちます。
たとえば、DOMを使用して幅、縦100%で半透明のdivボックスをonclickイベントに合わせて表示したとします。IE7以外、つまりIE6とIE8では半透明のボックスが出るまでに一瞬のチラつきが必ず出ますが、IE9ではチラつきはなく一瞬で半透明のボックスが表示されるようになっています。
標準準拠とは別の、人に与える印象の面でも品質が改善されてきているというのはとても良いことだと思います。
開発中の Web ブラウザであるため不具合は当然ありますが、確認したものをまとめます。