2017年6月8日木曜日

2017 Windows 10 Mobile の今後

Microsoft Lumia が販売を終了してしばらく経ちますが、今後 Windows 10 Mobile はどう進化していくのでしょうか。
HP Elite x3 など同 OS を採用した端末はいくつか販売されていますが新機種の発表はしばらくない状態が続いています。

とはいえ、基本的に OS のアップデートは定期的に行われていますし、Insider Preview の誤配信(参考)からも積極的な変更が加えられていることが分かります。

そもそも、Windows 10 Mobile は基本的に数ある Windows 10 シリーズの1エディションという位置づけなので Windows 10 全体の進化が(アップデート時期のズレはあれど)Mobile の進化とイコールになります。

Windows 10 Mobile では OS のコアがデスクトップ版とほぼ共通化されていますが、今後はUI 等、さらに同一化を図っていくようです。

さらには Universal Windows Platform (UWP) という Windows 10 シリーズ共通のアプリ実行環境が搭載されているので(開発者がデバイスのターゲットを絞っていない限りは)Mobile での実行も可能です。その UWP の盛り上がり次第で Mobile のアプリが増えていくかどうかが決まります。Microsoft が PC やタブレットの方を積極的にアピールし Mobile を放置しているように見えるのも『まずは PC の Windows 10 からアプローチし UWP アプリを拡充していく』という戦略のためです。

Surface Phone

Microsoft のナデラ CEO が発した『究極のモバイル端末』や『スマホに見えない電話』というワードから想像される端末はこの Surface Phone ですが、もし Surface ブランドとして開発されるのであれば、これまでの Surface シリーズの特徴から考えるとハードウェア的に拡張性を持ったデバイスになると予想できます。

Nintendo Switch のようにコントローラを付けてゲーム機に変身させるとか、無難な発想であれば Surface ペンDial に対応するといったところですが、敢えてPhone サイズで出すとなれば Surface Pro や Book には無い何かモバイルらしいメリットを活かした端末になると考えられます。