IEの最新版 Internet Explorer 9 の情報がでました。
現時点で開発開始から3週間、HTML5の対応やJavascript性能の向上とハードウェアアクセラレーションのサポートが開発のポイントとなっているようです。
Javascript 実行速度
Javascript の実行速度はすでに Webkit Nightly や Chrome 4 に匹敵するほどのレベルに達しているようです。JIT エンジンを搭載しているのでしょうか?
開発を始めて3週間ということから、IE8をベースに機能を改善したものではないかと思われます。以前噂されていた Gazelle との関連性があるかは今はわかりません。
Acid3テスト
IE8では20点だったAcid3テストのスコアが、現時点で32点を獲得しています。さらに評価を高めていくという発言があったことから、IE9ベータがリリースされるまでには更なる点数の上昇が期待できると思います。ただ、このテストに合格することイコールWeb標準対応が完璧ということではないので、その点は気をつけなければなりません。逆に、100点満点を取れなかったといってIE9の標準対応はダメだということにもなりません。
CSS3
最新の CSS のサポートについては、CSS3 の角丸をサポートしているようです。こちらも開発開始から3週間といことから、今後はさらに多くの機能をサポートすると考えられます。
セレクタに関しても多くを実装したと伝えられています。
Direct 2D のサポート
IE上で Direct 2D での描画を可能にし、従来ギザギザに表示されていたフォントなどが滑らかに表示されます。これらは、既存のWebページを一切書き換えることなく、IE9 を使用するだけでこの効果を得られる事になります。
Direct 2D / Direct Write にはフォントに対して縦方向のアンチエイリアス処理が付加されます。これらの機能は、Windows 7 に実装され、Windows Vista にも提供されます。Windows XP には提供されないため、IE9 は Windows XP には提供されないか、もしくはこの描画機能がサポートされない可能性があります。
詳しくは IEBlog を参照してみてください。